(株)パスコは4月20日、同社が創立メンバーとして参加する「防災コンソーシアム(CORE)」が本格始動した。

同社は「リアルタイムハザードマップ開発」の分科会に参画し、空間情報技術を生かした新たな防災・減災サービスの創出と市場展開等の具体化を各社と協力し目指す。

●防災コンソーシアム(CORE)について
防災コンソーシアムは、全体会と分科会で構成される。全体会では、コンソーシアム運営における方針決定や知見・成果の発信、国・自治体等との連携、産学連携等を担う。分科会では法人間の協業により高度化されたサービスの創出や市場展開等を担う。2022 年1月からは、コンソーシアム参画企業の募集を開始しており、すでに30社(2022年3月31日時点)の参画が決定している。

コンソーシアムの本格始動にあたり、各法人が取り組みを進めている防災・減災に関するノウハウを集約し、新たにテーマごとの分科会を発足する。具体的には、災害に負けない強靱な社会の実現に向けて活動を進めていく。今後、分科会ごとの課題を明確にし、
さらにテーマを増やしていく予定。

●参考プレスリリース
2021 年 11 月 24 日 災害に負けない強靭な社会を目指し「防災コンソーシアム(CORE)」を発足
https://www.pasco.co.jp/press/2021/download/PPR20211124J.pdf

● 「リアルタイムハザードマップの開発」分科会について
水災からの逃げ遅れゼロや被害の極小化を実現するために、従来の静的なハザードマップから進化したリアルタイムハザードマップを開発。防災IoTセンサや SNS等から取得するリアルタイム情報の活用に加え、カメラ映像から発災の予兆や状況を捉えるAI解析の
技術開発を行う。企業が「平時」から活用している防犯カメラ等を利用することにより、低コストかつ迅速に全国を網羅する社会実装を目指す。
参画企業:応用地質(株)、セコム(株)、(株)パスコ、東京海上日動火災保険(株)