GAS(ガス:Gate Assort System)を中心に多くの物流センターの改善を行ってきた㈱タクテックが、新たなコンセプトで国際物流総合展2022に出展する。

タクテックはメーカー機能を持ちつつ、自社製品にとらわれずに顧客の本質的な課題解決を行う会社、さらには物流センター全体のエンジニアリングを行う会社として、今年1月に企業理念を新たに「Design Your Logistics / 物流センターの最適解をデザインする」としたが、今回の国際物流総合展ではそのコンセプトを全面に押し出したカタチで出展する。

今回、同社は野村不動産が主催する企業の垣根を超えたオープンイノベーションプロジェクト「Techrum」に賛同する参加企業として野村不動産ブース(東1ホール/1-303)に出展するが、タクテックの展示内容もまさしく企業の垣根を超えたデモを展開する。

配達員不足でますますニーズが高まるポストインサイズ薄型段ボール出荷工程の全自動化デモを行う。エコクイックボックス製函機(日本トーカンパッケージ㈱)は世界初のポストインメルトレス製函機で、厚さ2㎝の段ボールを自動で製函し、排出された段ボールはフレックスキャリー(3次元コンベア/タクテック)にて上昇させ、米国・OSARO社のAIピッキングシステムを搭載した可動式架台一体型ロボット「KaRy」(㈱オフィスエフエイ・コム、ロボット提供・インテグレーション)にて商品を投入し、PaLS(パルス:Packing and Labeling System)にて段ボールを封函し、中身とズレずに送り状を貼り付ける。

唯一無二のソリューションを持つ4社がタッグを組んで、製函・搬送・商品投入・封函・送り状貼り付けまでの一連の出荷工程を全自動化する、薄型ダンボール(厚さ2cm~)への対応としては世界初の試みとなる。

世界初の薄型段ボール出荷工程全自動化ソリューションの仕組み

その他、出展ブースではGAS、LSS(Logistics Smart System:ピッキング歩行距離の最小化)、MOPS(Multi Order Picking System)も紹介する。

薄型段ボール出荷工程全自動化ソリューションを検証中