仏EXOTEC Solutions SASの日本法人であるEXOTECH NIHON㈱(取締役社長 立脇竜氏)は、2022年9月13日(火)から東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展にて、多関節アームを用いた自動ピッキングシステム「Skypicker」を日本初公開すると発表した。Skypickerは、最大重量2kgのアイテムを毎秒2mで移動させることが可能で、同時に4つのオーダー処理をこなす。毎時600個のアイテムをピックする能力を持ち、持続的なオーダー処理が可能となる。

多関節アームによる自動ピッキングシステム「Skypicker」

EXOTECの主要製品であるSkypodシステムは、3次元立体走行自動搬送ロボットSkypodを中心に、高密度の保管ラックと、毎時最大400オーダー処理が可能なピッキングステーションで構成する、効率化と高い柔軟性を実現する自動ピッキングソリューションだ。Skypodシステムでは自動搬送ロボットが作業者の手元まで商品を搬送するため、人が歩いてピッキングを行う場合と比較し、最大5倍の速さでピッキング作業を行うことが可能になる。

Skypodシステム

今回の国際物流総合展では、Skypodシステムをより実際の倉庫現場をイメージしやすい形で展示し、Skypodがデモエリア内を縦横無尽に移動し、5.5m高のラックを駆け上がる様子を確認できる。また、前述の多関節アームによるピッキングロボットSkypickerとSkypodシステムとのコンビネーションは、倉庫効率をさらに高めるための重要な要素になるとしている。

昨今、コロナ禍を経て物流に掛かる負荷は日増しに増大しており、効率化は待ったなしの状況にある。今や物流は社会インフラの最重要項目の1つであり、物流が滞ると社会全体に影響を及ぼす。フランス産業界初のユニコーン企業であるEXOTECは、倉庫の自動化/効率化を可能にするソリューションをもって、物流インフラを支援している。