中国ZS ROBOTICSは、9月8日~9月11日の4日間にわたり国際物流総合展2026(LTT2026、東京)の出展を無事終了したと発表した。
同社は今回の展示会で、5.5m・3段ラックソリューション、シングルパレット用垂直搬送機(リフタ)、H125型4方向パレットシャトル、安全充電キャビン等の革新的なソリューションを披露した。同社は現在、日本国内において自動車、日用品、食品・スーパーマーケット等の業界を網羅する10件以上のプロジェクトをすでに稼働させており、約80台のロボット機器を投入している。本州や九州をはじめとする各地のサポート対象倉庫の総面積は7,565㎡を超え、日本国内の4方向シャトルの需要開拓を進めている。
日本市場における天井高5.5mの低天井倉庫は、建物の構造や空間の制限により、多くの顧客が限られた高さの中でさらなる保管容量の拡大を求めている。その特殊なニーズに対して、ZS ROBOTICSは従来の自動化ソリューションを単純に適用するのではなく、顧客の実際の使用環境に寄り添い、製品構造の最適化、システム設計、技術革新を通じて、低天井スペースに特化した高密度ストレージソリューションを開発した。同ソリューションは、天井高に制限のある既存倉庫(既設倉庫)向けに特別に設計されたもの。ラック構造の最適化により、最下段(1段目)の高さを100mm以上下げることで、わずか5.5mの空間内で3段のラック配置を実現し、倉庫容量を大幅に拡大した。システムにはパレット用4方向シャトルとシングルパレット用垂直搬送機がパッケージングされており、省スペース化をさらに推し進めている。同時に、独自のインテリジェントプラットフォーム「ZSmart」を介して、200台以上の自動化機器の協調制御・一元配車を可能にし、タスクの需要に応じて最適にリソースを割り当てることで、機器の稼働率を向上させ、人の介在を最小限に抑える。また、システム全体のモジュール化比率は90%に達しており、一般的な基本トラブルのメンテナンスであれば5分以内に完了できるため、メンテナンスの難易度とダウンタイムコストを効果的に削減する。
さらに今回の展示会で、同社は「シングルパレット用垂直搬送機」を世界初公開し、「ZS-H125型4方向シャトル」をアジア初公開した。併せて、安全充電キャビンも同ステージで展示した。
●シングルパレット用垂直搬送機:世界初公開
シングルパレット用垂直搬送機は、シングルパレット構造設計を採用しており、占有するスペースはわずか1パレット分(1ロケーション)。従来のソリューションと比較して、各階層で8パレット分の占有スペースを削減可能で(占有ロケーションを88.89%削減)、3段構造であれば計24パレット分の空間を解放することができる。機器の動作温度範囲は-25℃から50℃までカバーしており、常温倉庫だけでなくコールドチェーン(冷熱)倉庫のニーズにも適応する。機器自体が占有するスペースを最適化することで、より多くの倉庫面積を実際の保管スペースとして還元し、機器側からダイレクトに倉庫全体の容積利用率を向上させる。コンパクトな倉庫が高密度ストレージを実現するための、鍵となる重要な周辺機器。

●H125型4方向シャトル:アジア初公開
パレット自動倉庫システム(AS/RS)の中核をなす搬送機器として、H125はラックのレール上を縦横双方向に移動し、パレット荷物の入出庫作業を行う。H125は、125mmの超薄型ボディ設計を強みとし、ラックの最適化設計と組み合わせることで、天井高5.5mの空間内での3段高密度ストレージを実現した。従来の2段という限界を突破し、まさに「倉庫を拡張することなく、容量を拡大する」ことを体現している。同機器は10~12時間の安定した連続駆動が可能なバッテリ寿命を備え、マイナス25℃のコールドチェーン環境下での連続稼働もサポートしている。また、多次元センシング安全システムを搭載し、15個のセンシング要素と自律的意思決定アルゴリズムを融合させることで、環境認識、インテリジェントな判断、4方向への動的障害物回避を実現。複雑な現場環境の変化にms単位で反応し、走行の安全性と複数台の協調効率を保証する。構造面では、業界初となる「20輪駆動(20ホイールドライブ)」を採用し、荷重をより均等に分散させることで、レールへの応力を30%低減し、方向転換時の衝撃を抑制した。走行時のノイズが低く、レールの段差もよりスムーズに乗り越えるため、長期運用による摩耗を効果的に減らし、ラックの寿命を延ばす。モジュール化率は90%に達し、主要部品は単独での分解・取り付けに対応しているため、わずか5分でコンポーネントの交換作業が完了し、メンテナンスの難易度とダウンタイムを大幅に縮小する。システムレイヤにおいては、H125はZSmartインテリジェントプラットフォームを通じて200台以上の機器と連携・一元配車を行い、タスクをスマートに割り当て、手作業による介入を減らす。また、この4方向シャトルは柔軟なカスタマイズ能力も備えている。例えば、韓国市場におけるレンタルパレットのたわみ・変形問題に対して専用の最適化を行っており、顧客が既存のパレットを買い替える必要をなくし、運用コストを著しく低減させた。総じて、H125は長いバッテリ寿命、高い環境適応性、容易なメンテナンス性を兼ね備えた4方向シャトルであり、特に天井高に制限のある倉庫、コールドチェーン環境、およびレンタルパレットを使用するシナリオに最適。

●安全充電キャビン
同製品は完全な機械式構造を採用しており、異常な高温を検知すると電気制御や人の介入を必要とせず、自動でキャビンを密閉する。防火・断熱構造が熱の外部への伝達を遮断し、内蔵された粉末消火装置が迅速に火勢をコントロールすることで、充電フェーズにおける火災の延焼リスクを最小限に抑える。


