(一社)日本パレット協会(JPA)は10月25日、「パレットの日」(11月12日、2020年10月に日本記念日協会登録)前日の11月11日に記念講演会をWEB形式で開催すると発表した。

「パレットの日」はアジア10か国が加盟するアジアパレットシステム連盟(APSF)の2007年度総会で加盟国の標準的なパレットサイズを11型(1,100×1,100㎜)、12型(1,200×1,000㎜)に定めたことに由来する。

現在、国内では物流停滞の危機が懸念される「2024年問題」の解決策の1つとして、パレット活用の取り組みが期待されている。「パレットの日」を記念し、広く産業界および一般に物流とパレットについて認知してもらうため、今年もwebセミナーを開催する。

今回は各講師の講演内容を、物流の過去・現在・未来の3テーマに分けて、それぞれ30分と若干短縮した講演時間で話してもらうことにより、仕事場で忙しい人にとっても参加しやすいプログラムにしているのが特長としている。

●「パレットの日」記念講演会 開催概要
日時:2024年11月11日(月)14:30開始、16:30終了
開催形式:ウェビナーによるリモート形式、参加費無料
募集人数:最大1,000名(先着順)

●プログラム(各標題は講師と調整中)
14:30 開会、日本パレット協会会長 二村篤志氏による挨拶

14:40~15:10 「人手に頼った日本の物流史 ~パレット導入前夜」
物流博物館 主任学芸員 玉井幹司氏
(古来からの「モノを運ぶ」歴史を写真やイラスト、映像で振り返りながら、人手に頼ってきた物流の歴史とその機械化・自動化への課題を解説する)

15:15~15:45 「今、物流現場で起きていること ~2024年問題解決に向けて」
NX総合研究所 シニアコンサルタント 室賀利一氏
(パレットを活用した物流の「現在地」について、物流に関する調査・分析に長年携わってきた専門家の立場から分かりやすく解説する)

15:50~16:20 「未来に向けて ~持続可能な物流と社会の実現」
流通経済大学流通情報学部 教授 味水佑毅氏
(産業と暮らしの血液であり、止めてはならない物流をどう持続可能とするか、 パレット標準化推進の官民会議を主導した専門家が物流の未来を語る)

16:20 まとめと閉会、日本パレット協会 専務理事 宿谷肇氏

16:30 終了予定

●参加方法
事前登録制(参加無料、先着順)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MFOjfjJwT9yWCkLz-PCGqg