SBSホールディングス㈱は6月7日、SBSロジコム㈱が5月26日に(一社)日本マテリアルフロー研究センター主催「アジア・シームレス物流フォーラム(ASLF)2023」にてセミナーを行ったと発表した。

同展示会では展示だけでなく、セミナー・セッションも開催され、同社は「EC&リテール」のセッションに参加。当日は、Eコマース推進部マネージャーの大森茂氏が、97名の来場者に向けて、SBSグループが総力を挙げて創出する新サービス「EC物流お任せくん」の戦略と今後の展開について紹介した。

講師を務めたSBSロジコムの大森氏

「EC物流お任せくん」は、SBSグループの強みを活かし、サイト構築から配送まで一気通貫で提供する革新的なECプラットフォーム。従来の倉庫管理システムを改良したことで、アパレルや化粧品等、業界ごとのあらゆる顧客のニーズに応えることが可能な幅広いサービスを展開する。また、システム以外もプラットフォーム化を目指し、全国にある物流センターで共通のECサービスを展開できるよう、ロボット等のLT(Logistics Technology)を活用した低コスト化や料金の統一化に取り組んでいる。

当日は、最新技術を駆使することで高品質・低価格化を実現する新サービスが、多くの来場者から関心を集めた。

セミナーを終えて、大森氏は、「ご来場者様の前で、『EC1000』(※)を実行すると宣言をしている点については、身の引き締まる想いです。多くの方々から非常に注目されている中で、『EC物流お任せくん』は、24年春稼働予定の野田瀬戸物流センターをプラットフォーム展開の第一歩とし踏み出します。あらゆるお客様に最適なECサービスを提供していきたいと思いますので、今後も是非ご注目ください」と語った。

※SBSグループでは、2030年度までに「EC物流お任せくん」を中心にEC事業者様の物流を1,000億円規模で受託する目標を掲げており、この取り組みを「EC1000」と呼んでいる。