㈱ギークプラス(Geek+)は10月27日、同社製の第6世代ピッキングAGV「P800 V6.0」がグッドデザイン賞を受賞したと発表した。

同賞は製品のデザインと性能の両面から審査が行われ、今回、製品自体の機能、使いやすさと、そのデザインの調和に対する総合的な評価を得られた結果が、受賞に繋がったとしている。

Geek+製第6世代ピッキングAGV「P800 V6.0」がGOOD DESIGN AWARD受賞

●審査委員の評価コメント
同製品は薄型で高速なインテリジェント搬送ロボットであり、シンプルで機能的な外観デザインがなされている。移動および転回、その場での回転、バッテリ残量等、ロボットの状態を様々な方向から視認できる多機能ライト、人が近づくと回避したり、停止するための人間認識センサも搭載され、安全に対する十分な配慮もなされている。高齢化、人口減少、人件費増大等の問題を解決するソリューションを提供する点を評価した今回受賞したAGVのデザインは機能面の向上を実現しており、業界最薄のボディ、最速のスピード、安全性を備え、物流課題解決へのソリューションを強化していくとしている。

●グッドデザイン賞ウェブサイト紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/53670?token=iiOyBU5HnC

●P800 V6.0デザインコンセプト
(1)<世界最薄化>ボディの厚さを、第5世代の約3分の1の195mmにまで薄くし、世界最薄化を実現。棚の保管容量をさらに向上。
(2)<走行速度>速度2.3m/sを実現し、従来比15%アップ業界新記録をマーク。省ロボット化、生産性UPを実現。
(3)<安全性>重量センサ搭載により、棚の重心の位置をリアルタイムで検出、それに応じて最適な動作パラメータを自動で一致させ、棚の安定した高速走行を保証。
(4)<システムアップグレード>倉庫床面の二次元コードの読み込み不良や、障害物等による、AGV走行の不具合についてはシステムアルゴリズムを使用し、2次元コード情報の再取得、自律測位技術と組み合わせ、リアルタイム修正により走行を継続。これまで以上の保守負担を軽減させ、安定稼働を実現。
(5)<視認性UP>立体的なLEDインジケータのデザインにより、高速で走行中のAGV状態の視認性を向上。