日本GLP㈱は10月27日、神奈川県相模原市、SGホールディングスグループの佐川急便㈱、西濃運輸㈱とともに災害時に救援物資を迅速に配送することにより、被災者の生活の安定を図ることを目的とした「災害時における救援物資の受入れ及び配送等並びに救援物資受入れ拠点の設置等に関する協定」(※1)の締結に基づき、「GLP ALFALINK相模原」(※2)において4者合同の救援物資配送訓練を実施したと発表した。
今回実施された救援物資配送訓練では災害発生時を想定し、プッシュ型支援の救援物資が施設に到着するまでの情報伝達、救援物資の到着・受け入れ、自動仕分け機を使用した避難施設への物資仕分け、トラックでの出庫・配送までの一連の流れを想定した訓練となった。
各者の役割としては、相模原市が被害状況の把握した上で、救援物資の要請・配送を決定、日本GLPが相模原市からの要請を受け、佐川急便、西濃運輸の合意のもと「GLP ALFALINK相模原」に救援物資受入拠点を開設、その後救援物資を施設に運び入れた後、佐川急便の自動仕分け機による物資の仕分けが行われ、佐川急便、西濃運輸がトラックで仮想避難所まで物資の輸配送を行う等、訓練は実際の災害発生時と同様の連絡体制および救援活動に使われる施設や機材を用いた内容となった。また、訓練終了後には4者での講評・検討会を実施し、今後の発災時の課題を確認し合ったとしている。
●4者合同救援物資配送訓練の様子
※1:協定は「相模原市、佐川急便、日本GLP」と「相模原市、西濃運輸、日本GLP」のそれぞれ3者間で締結している。
※2:協定に基づき発災後4日以降に届く国のプッシュ型支援による救援物資の受入れ拠点として相模原市が指定している施設。