ニュートン・コンサルティング㈱は8月31日より「サプライチェーンリスクマネジメント支援サービス」の提供を開始した。
●「サプライチェーンリスクマネジメント支援サービス」
https://www.newton-consulting.co.jp/solution/bcm/supply-chain.html
●サービス概要
【支援ステップ】
(1)サプライチェーンリスク評価
まず組織のBCP方針や復旧目標、組織が有するサプライチェーンの特性や現状等を把握する。次に、組織の状況に合わせてリスクアセスメント手法やその他の前提条件を決定。その上で、サプライチェーンの可視化および分類を行って「サプライチェーンマップ」に落とし込み、サプライチェーン全体についてのリスクアセスメントを行う。
(2)サプライチェーンリスク対応
(1)のリスクアセスメントで特定されたサプライチェーンに関するリスクや課題に対して、サプライチェーンを継続させるための戦略(対応策)を検討する。サプライチェーン継続戦略には2種類あり、1つはサプライチェーンの上流や下流に位置する取引先企業(サプライヤ)のBCPをテコ入れするもの。もう1つは、そうしたサプライヤが何らかの理由によって機能不全に陥った場合でも事業継続を図れるように、自組織のBCPを強化する取り組みがある。
対応策には様々な選択肢があるため、関係者と協議しながら対応策を導き出していく。
(3)検証/レビュー
(2)の対応策が机上の空論とならぬよう対応策を検証/レビューする。具体的には、実際の危機を想定したシミュレーション訓練(危機対応訓練)を行う。
なお、すでにサプライチェーンBCPを策定済みの組織や、(1)(2)がある程度進んでいる組織では、前段のステップをスキップして、いきなり(3)の訓練から活動をスタートさせるケースも少なくない、としている。
●サービスの特長
(1)合理的かつ体系的なアプローチ方法を提案
サプライチェーンリスクはステークホルダーが多岐にわたり、サプライヤ数も多くなる傾向がある。従って、場当たり的なアプローチは却って状況を複雑にし実行力を低下させかねず、こうした事態を防ぐため、国際的な規格(PD25222、ISO22301、ISO31000等)も加味した、シンプルで合理的かつ体系的なアプローチ方法を提案する。
(2)既存のサプライチェーンBCPの評価等も可能
多くの企業では、すでに何かしらのサプライチェーンリスク対応やBCP整備がなされているはずで、そうした既存の対策を無視するのではなく、現時点での活用状況や必要性に応じて既存のサプライチェーンBCPのレベル評価を行うことにより、現在の環境に最適な解決策を導き出す。
(3)顧客の状況に合わせた柔軟かつ多様な支援
顧客のニーズや要件に合わせた柔軟な支援を行う。サプライチェーンリスクマネジメント活動の一部(例:危機対応訓練等)を切り出した支援や、従業員教育のみ(例:1~3時間程度の事務局/関係者向けの勉強会)の提供等も可能。
●サービス内容
対象:サプライチェーンの安定供給が求められる企業
期間:3~6か月(支援内容によって変動)
価格:応相談
成果物(例)
<サプライチェーンリスクマネジメント全体>
・サプライチェーンリスクマネジメントマニュアル
・サプライチェーンリスクマネジメント勉強会テキスト
<サプライチェーンリスク評価>
・サプライチェーンマップ
・サプライヤ事業継続力評価シート
・サプライヤリスクアセスメントシート
<サプライチェーンリスク対応>
・サプライチェーンリスク対応計画
・サプライチェーンBCP
<サプライチェーン危機対応訓練>
・サプライチェーン危機対応訓練計画書
・サプライチェーン危機対応訓練シナリオ
・サプライチェーン危機対応訓練報告書