㈱ダイワコーポレーションは8月3日、沖縄県島尻郡南風原町への地域貢献活動「フードロス削減プロジェクト」の開始から7月5日で1周年を迎えたと発表した。

同プロジェクトは、荷主の㈱ウィライツの請負業務がきっかけで始まったもので、倉庫拠点へ返品された賞味期限まで十分に日数がある菓子を南風原町へ寄贈している。プロジェクト開始から1年間で約3.4トンの菓子を寄贈し、地域の子供達のもとへ届けられている(2022年7月末現在)。

これは、ダイワコーポレーションがウィライツの学童クラブへの菓子提供の物流業務を委託されていることから実現した。プロジェクト実施以前は、学童欠席分等で倉庫に戻ってきた菓子は一定期間保管した後、まとめて廃棄していた。しかし、その菓子は未開封や賞味期限前のものも多く、まだ食べられるものに費用をかけて処分する「もったいない」状況だった。社会貢献のビジョンを掲げるウィライツに何か貢献できないかと考え、担当だった社員が提案したことがきっかけとなったとしている。

また、配布作業を子供達が手伝ってくれている等、その輪が広がっているとの報告や、町の子供達や施設関係者から感謝の手紙等が届いており、社内でSDGsについて考える良いきっかけにもなっている、としている。

●フードロス削減プロジェクト概要
開始時期:2021年7月
提供先:沖縄県南風原町役場こども課・沖縄県南風原町社会福祉協議会を通じて町内の子育て支援施設等へ提供
合計提供回数:28回(毎月2回)※2022年7月末現在
合計提供量(kg):3,428.19kg(段ボール箱493箱分)※2022年7月末現在
環境効果:(環境省「3R行動見える化ツール<食品廃棄物編>」をもとに算出)
・CO2削減量(kg):6,856.38kg
・水削減量(L):171万4,095L
※二酸化炭素量は、食品の生産から調理まで(食べ残しの場合)、または食品の生産から廃棄まで(手つかず食品の場合)に発生する二酸化炭素の量の目安を表している。
※水の量は、食品の生産までに使用した水の量の目安を表している。調理段階で使用された水の量は反映されていない。