ロジザード㈱は6月17日、同社が提供するクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」が、㈱KURANDOが提供する庫内業務支援ツール「ロジボード」とのAPI連携を開始したと発表した。
ロジザードでは、物流現場に蓄積される現場データの分析・可視化を経営や現場改善に直結する重要な取り組みと捉え、積極的にデータ活用を推進している。
これに伴い、これまでにも分析・可視化ツールとの連携を実施、企業の在庫や出荷の傾向把握、拠点間の比較、滞留在庫の可視化等から、企業の持つ課題解決や戦略立案に貢献してきた。
◎アパレル向けデータ集計・分析完全自動化ツール「radial」
◎物流倉庫レポートツール「Quick Loda」
◎倉庫業務の見える化クラウドサービス「Smart Context」
◎在庫予測・粗利最大化ツール「LTV-Zaiko」
ロジザードZEROとこれらのツールを連携することで、よりデータ活用のハードルを下げることに取り組んでいる。
さらに今回、新たにKURANDOが提供する「ロジボード(※1)」との連携により、両サービスの利用者は作業進捗の可視化や業務終了予測時刻の確認を自動で行えるようになる。今回の連携により、個別の開発費用が不要となり、さらに運用開始までの準備もほぼ不要(※2)なため、手軽にリアルタイムでの進捗管理が実現できるようになった。
※1:KURANDOが提供する庫内可視化ツール「ロジメーター」と連携し、進捗管理や配置シミュレーション、人員手配の計画作成等が行える業務支援ツール。
※2:運用開始までに必要な準備はロジボードとロジザードZEROのマスタ紐づけのみ。
●連携概要
ロジボード単体での進捗管理では、ロジメーターから取得した投下工数と、手動で入力した作業数量から進捗率や業務終了予測時刻が算出される。
ロジザードZEROと連携することにより、ロジザードZEROでスキャンされた作業数量がロジボードに自動で取り込まれ、手作業なしで精度の高い進捗管理ができるようになった。

●ロジボード
「ロジボード」は、物流倉庫内における進捗状況の可視化と、日々の実績を蓄積・分析できるKURANDOの庫内業務支援ツール。WMSやピッキングシステムと連携して取得したデータをもとに、作業のリアルタイム進捗表示や、シフト表と連動した人員配置計画などを行うことができる。これにより、作業管理の標準化が進み、管理者の負担を軽減。現場の生産性向上にもつながる。
https://kurando.io/service/logiboard/