Gaussy㈱は4月8日、同社が提供する倉庫ロボットサービス「Roboware」で、中国物流ロボットメーカーのSuzhou Mushiny Intelligence Technology Co., Ltd.が開発した立体型仕分けロボット「Mushinyソーターミニ」を同日より販売開始したと発表した。

立体型仕分けロボット「Mushinyソーターミニ」

BtoC、BtoBを問わず拡大を続けるEC業界で物流現場のさらなる効率化が喫緊の課題となる中、繁忙期には人手が足りず出荷作業の負担が増加し、長時間労働が常態化。一部の大手企業を中心にAIやロボットの活用が進みつつあるものの、高額な導入コストやスペース不足が障壁となり、多くの物流現場では自動化が遅れていると同社は指摘している。

倉庫内作業の中でも、特に仕分け・ピッキング工程の人手不足が深刻で、派遣スタッフや臨時アルバイト等の流動的な雇用形態によって支えられており、そうした現場では、年齢・性別・国籍を問わず「誰でもできる」オペレーション、さらには今後の採用難や人件費高騰を見越した「人手に依存しない」オペレーションへシフトするニーズが高まっていると同社は指摘する。

こうした課題に対して、「Mushinyソーターミニ」は低コストかつ省スペースで迅速に導入できるだけではなく、最大1,200個/時(pph)の高速仕分けをはじめ多品種小ロット/短納期というEC物流に適した機能を実装。同製品の導入により、物流現場の省人省力化のみならず、EC需要の変動に対応できるフレキシブルな倉庫運営、ひいてはサステナブルな物流の実現をサポートする。

●「Mushinyソーターミニ」の主な特徴
・低コスト高パフォーマンスによる短期間での投資回収
・使用面積が小さく設置が容易なため、迅速な導入が可能
・指導やスキルを必要としない高い操作性
・仕分け能力は最大1,200個/時(pph)
・手作業と比較すると仕分け効率が2~3倍向上
・WMSやERP、その他システムとシームレスに連携し、フォワード・ロジスティクスとリバース・ロジスティクスの両方に対応
・間口数最大100個の両面仕分け

●「Mushinyソーターミニ」仕様概要
https://roboware.ai/robot/mushiny-sorter-mini