㈱YE DIGITAL(YEデジタル)は1月14日、倉庫自動化システム「MMLogiStation」の自動化設備プラグインを新たに6つ追加し、対応製品を12に拡充することを決定したと発表した。2025年度に随時リリースする予定。

YEデジタルは物流倉庫の自動化システムの開発で約40年間培ってきた技術とノウハウを集結し、2021年11月に倉庫自動化に特化したWES「MMLogiStation」の提供を開始した。3年間で16倉庫に採用され、順次導入・運用が進んでいる。「MMLogiStation」の最大の特徴は「メーカーを問わず」自動化設備とシームレスな接続を実現する「プラグインの提供」にある。

プラグインとは、元のソフトウェアに新たな機能を追加・拡張するためのプログラムを指す。自動化設備を制御するソフトウェア(WCS)と上位システムである「MMLogiStation」との連携機能が組み込まれているため、カスタマイズを最小限に抑えつつ自動化設備を追加できる。

YEデジタルは「MMLogiStation」リリース当初から、このプラグインを幅広くラインアップすることで、顧客の求める自動化をスピーディーに実現できると考え、メーカーを限定することなくプラグインを揃えていく方針を掲げてきた。2024年12月時点で6機種のプラグインをラインナップしている。

物流倉庫で利用される主な自動化設備

今回、今後の倉庫自動化の本格化に向けて2025年度にプラグイン強化を一気に進める決定をした。第1弾として主に倉庫自動化の入口として検討される搬送、保管、仕分け工程で用いられる6機種を2025年度中に追加し、下記12機種に対応することとした。

YEデジタルは今後もさらにメーカーフリーでラインナップを強化し、今後、全工程・30製品対応を目指し、開発を進めていくとしている。