㈱東計電算は10月、耐熱金属対応RFIDタグの新製品(150℃、260℃、300℃)を発表した。

同社は耐熱ラベルに関してこれまで「耐熱QRラベル」のみ対応していたが、多様な業務シーンに対応する新たなバリエーションをラインナップに追加した。

●新製品の特徴と強み
同RFIDタグは、150℃、260℃、300℃の温度に対応し、過酷な環境下でも確かな性能を発揮。金属や高温環境での資産管理において、従来の方法では難しかった課題を解決するソリューションとしている。

・高耐熱RFIDバリエーションで、過酷な温度環境(最大300℃)にも対応
・ビスや溶接で柔軟な取付が可能なため、油や熱が発生する現場でも安定したデータ収集が可能
・金属や特殊な形状でも取り付けが可能で、バーコードに代わる資産管理ソリューションとして効果的

●主な用途
・ショット数(命数)管理や工程移動時間の把握等、厳しい環境下の資産管理を支援
・汚れや形状による制約がある現場でも確実にデータを管理し、業務効率を改善

●基本情報
耐熱金属対応RFID
周波数:902~928MHz
IC:NXP Ucode8 (EPC 128bit)
動作環境温度:-50℃~+150℃
耐性温度:-40℃~300℃
サイズ:用途に合わせて提案

金属対応RFID
※詳細スペックは要問い合わせ(バリエーション多いため、スペック掲載は割愛)

●対応ソリューション
・パレット管理システム
・金型管理システム
・資産管理システム

●取付方法とサポート
・取付はビスや溶接による固定で、様々な環境や形状に柔軟に対応
・具体的な設置事例も紹介可能

●導入プラン
・小ロット対応(10個から)でスモールスタートが可能

●価格情報 ※要問い合わせ
価格帯:~1万円
納期:~1週間
用途/実績例:

◎用途事例(産業系・製造系)
【製造業・自動車部品業界】
・金型・部品管理での使用
・熱加工や高温処理を伴う生産ラインでの工程管理
・設備メンテナンス時の耐熱・耐油管理に効果的

【航空・宇宙業界】
・高温試験環境でのデータ管理ツールとして導入

【重工業業界】
・大型機械や重機の部品管理に利用

【建築建材業界】
・建材や部品のトレーサビリティ向上

◎金属対応RFIDの用途
【資産追跡とパレット管理】
・機械加工業や物流業におけるパレットや台車の位置追跡
・金属/スチール/メッシュパレットの効率的な管理
・在庫管理におけるリアルタイムデータ取得が可能

【工場内資産管理】
・工具や保守機器の所在把握
・定期点検記録の管理を通じて作業効率を向上