㈱ハクオウロボティクスは9月3日、同社が開発した自動フォークリフト(AGF)「AutoFork」初期モデルが、東京ロジファクトリー㈱の川越物流センターへ導入決定したと発表した。実運用は2024年11月から開始される予定としている。
AutoForkは「納入後、現場ですぐに使える」をコンセプトに開発されたAGFで、物流業界における自動化と効率化を支援する。ハクオウロボティクスは2024年2月、東京ロジファクトリーの川越物流センターでのパレット一括認識自動搬送、および同年6月に狭山日高物流センターで実施したエレベーター自動連携 実証実験を行ってきた。今回、ハクオウロボティクスにとって初の商用ユーザーとなる東京ロジファクトリーの物流業務において実運用されることとなる。今回の実運用開始を皮切りに、2025年以降、さらなる増産と普及を目指すとしている。
●AGF「AutoFork」
「納入後、現場ですぐに使える」をコンセプトに開発されたAGF。
①納入当日からすぐに使えるプレイバック機能
②スムーズで正確な動きを実現した高精度制御(走行・停止精度は±10mm)
③複数パレットを一括認識し自動で取得・搬送ができる機能
●AutoFork製品仕様
誘導方式:レーザー誘導
最大荷重:LC 500mm 570kg
走行速度:積載時 2.5km/h、無積載時 4.0km/h
フォーク最高位:1,490mm
車両重量:950kg
充電器:搭載型 1.6kVA(単相100V)
直角積付通路幅:3,000mm
直進搬送通路幅:1,400mm
安全装置:周囲360°障害物センサ、バンパ接触センサ、タイヤガード接触センサ、爪先センサ、緊急停止ボタン
推奨業務・用途:複数のパレットを一括認識して搬送が可能トラックバース~仮置き場間搬送の用途等