ロジスティード㈱は9月3日、同社の安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」が、国土交通省 事故防止対策支援推進事業における「令和6年度過労運転防止に資する機器」として認定されたと発表した。これにより、SSCV-Safetyは国土交通省による導入時の補助金制度対象機器となった。
●「令和6年度過労運転防止に資する機器」の認定について
国土交通省 物流・自動車局は、事業者がトラックドライバーの疲労状態を適切に把握し、過労運転による事故を未然に防ぐための取り組みとして「過労運転防止に資する機器導入のための支援」を実施している。導入支援対象となる機器は、国土交通省が定める選定要領に合致すると認められたプロダクトのみであり、年度ごとに選定される。
今回、同社が開発するSSCV-Safetyは、「ITを活用した遠隔地における点呼機器(IT点呼機器)」として「令和6年度過労運転防止に資する機器」に選定され、支援対象機器に認定された。
●IT点呼
「点呼」は、ドライバーの安全を確保するために法令で義務付けられており、すべての自動車運送事業者が実施しなければならないが、国土交通省では、近年の物流業における人手不足や長時間労働の是正、業務効率化を目的に運行管理業務のDXを推進しており、その1つとして一定の基準を満たす場合に限り「IT点呼」の実施が認められている。IT点呼は、原則として運行管理者とドライバーが対面で行う必要がある点呼を、IT機器を用いて遠隔で実施する点呼方式。
●SSCV-SafetyのIT点呼機能について
ドライバーの体調や健康状態を定量的に把握できるSSCV-Safetyの基本機能に、IT点呼機能を新たに追加したもの。運行管理者とドライバー双方の業務負荷を軽減することに加え、客観的なデータをもとにした点呼でドライバーの安全をサポートする。

