㈱寺岡精工は2月1日、実店舗の強みとオンラインの利便性を融合させた、新たな買い物体験が可能なスマホ注文・店舗受け取りシステム「Shop&Go PickUp」を、2月14日~16日に幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー2024(SMTS2024)」で、初披露すると発表した。

「Shop&Go PickUp」では、来店前に「Shop&Go」アプリから事前注文を行い、生鮮食品は店舗で手に取りながら選ぶという運用で、買い物客の利便性を高める。事前注文品は、会計終了後に店頭の受け取り専用ロッカー「ピックアップドア」から受け取る。

●アプリ×スマホレジ×専用ロッカーを活用したOMOソリューション「Shop&Go PickUp」
現在、オンラインで買い物が完結するネットスーパーを多くの小売店が導入し始めている。一方、利用者は約2割にとどまり、利用しない理由として、「肉・魚・野菜等の生鮮食品はネットスーパーで購入するには抵抗がある」「実際に商品を見て買い物したい」という声が多く上がっている(※)。ネットスーパーは自宅にいながら買い物が可能だが、品質や大きさが商品ごとに異なる生鮮食品は、実物を確認して購入したいというニーズが見受けられる。

スマホレジ「Shop&Go」:買い物客自身が店舗で商品を選びながら専用のスマホアプリでバーコードをスキャンするスマホレジ
受け取り専用ロッカー「ピックアップドア」:事前注文品は店舗で買い物した商品と一緒にレジで支払い、「ピックアップドア」にレシートのQRコードをかざして受け取る。

「Shop&Go PickUp」は、同社のスマホレジソリューション「Shop&Go」と受け取り専用ロッカー「ピックアップドア」を掛け合わせたOMO(Online Merges with Offline)ソリューション。生鮮以外の食品・日用品は「Shop&Go」のアプリで事前に注文し、店舗では生鮮食品を目で見て手に取って選びながらスマホレジで買い物する。事前に注文した商品は、店舗で買い物した商品と一緒にレジで支払い、レシートのQRコードを受け取り専用ロッカー「ピックアップドア」にかざすことで受け取りが可能。

食品・日用品は注文履歴やストックを参考にしながら、時間を有効活用して、いつでもどこでも事前注文ができる。店舗では滞在時間を短縮し、混雑時間帯でもスムーズに買い物できる。例えば、通勤中に日用品だけ注文して仕事帰りに受け取る、いつも購入する商品を注文しておきピックアップは時間に余裕のある家族に任せる等、買い物客のライフスタイルに合った買い物が可能になる。

「Shop&Go PickUp」の利用の流れ

同ソリューションはクラウドで提供し、既設POSシステムとはWeb APIで連携する。導入企業ごとの大規模なシステム構築は不要のため、店舗規模にかかわらず幅広く手軽に導入することができる。

※寺岡精工調べ(インターネット調査)調査期間:2019/1/11~13 エリア:全国 調査対象:週1回以上スーパーマーケットで買い物をする20~60代の男女 515名