㈱寺岡精工は2月1日より、計量器内蔵ピッキングカートシリーズから、幅の狭いコンパクトタイプのピッキングカート「3マルチピッキングカート(PKGN-3300)」の販売を開始した。

幅480mmのスリムボディで、スペースの限られる倉庫や店舗でのピッキング作業に最適としている。電子棚札「InfoTag」と連携することにより、店舗型ネットスーパーや物流センターのピッキング作業精度・効率向上を実現する。

3マルチピッキングカート

今回、新たにラインアップしたコンパクトタイプの計量器内蔵ピッキングカート「3マルチピッキングカート(PKGN-3300)」は、スリム型のピッキングカート(PKGM-4800)よりさらに横幅を9cm短縮し、コンテナを縦置きにすることにより、狭い倉庫や店舗でもスムーズにピッキング作業が可能。

連動イメージ

電子棚札「InfoTag」で棚札を電子化し、計量器内蔵ピッキングカートシリーズを連携することにより、さらにピッキング作業効率アップを実現する。

ピッキング作業を開始すると受注商品に紐づく電子棚札に搭載するLEDが点滅し、対象商品を示す。作業者は点滅する「InfoTag」を視認することで迷わずスムーズに商品を見つけることが可能。ピッキングと同時に重量検品・バーコード検品を完了するため、ミスなく正確に顧客の商品を選び取ることが可能で、作業時間短縮に繋がるとしている。

近年増加している店舗型ネットスーパーでは、店舗スタッフによる注文品のピッキング作業において「商品の取り間違いなど作業ミスが発生する」「陳列場所を探すのに時間がかかる」「お客様のお買い物を邪魔してしまう」等の課題がある。

電子棚札「InfoTag」と「3マルチピッキングカート」を連動することにより、迷わずスムーズに商品を探すことが可能で、ピッキングカートの商品重量による検品機能で作業ミスを防止する。出荷箱をそのままカートに載せて作業できるため、ピッキング後の仕分けや出荷箱への入れ替え作業が不要となり、時間短縮に繋がる。また、「3マルチピッキングカート」はコンパクトサイズで、混雑する店舗内でも買い物客の動線を邪魔しないとしている。

「3マルチピッキングカート」の特長

電子棚札「InfoTag」は表示内容を一括で変更できるため、ロットや在庫数を表示し、棚卸し作業も効率化します。通路が狭いパーツセンターや物流センター等、様々な環境で活躍する。

物流センターでの作業イメージ

「第58回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2024」(会期:2月14日~16日・会場:幕張メッセ)でピッキング作業を実演する予定。

●製品概要
製品名:計量器内蔵ピッキングカートシリーズ「3マルチピッキングカート」
型式名:PKGN-3300
発売日:2024年2月1日(木)
外形寸法:480(W)×1,239(D)×1,152(H) mm(突起部含まず)
製品URL:https://www.teraokaseiko.com/jp/l/logistics/products/picking/ai-picking-cart/#pkgn3300