㈱ギークプラスは9月12日、東芝テック㈱と共同で相模原LaaSセンター(神奈川県相模原市)にギークプラス製AGVを活用したRFID自動棚卸ソリューションを導入したと発表した。
棚卸作業は売上を生まずコストのみかかる作業となることから、できる限り現状の入出荷作業に影響を与えず工数を減らしたいという顧客の課題を解決するため、AGVと棚卸ゲートを組み合わせることにより完全無人の棚卸作業を行うソリューションを開発したとしている。
●AGVとRFIDゲートの組み合わせソリューション
https://youtu.be/M4G3ZIEA4N4
従来の棚卸では、商品についているバーコードをハンディで1商品ごとにスキャンをかけており、在庫となっている商品分のバーコードスキャンが必要となる。
今回の両社の製品を組み合わせたソリューションでは、商品が入った保管棚をAGVが持ち上げ、RFIDリーダを配置したゲートに搬送する。ゲート内でAGVが回転することにより、読み取り精度を担保。読み取り後、保管棚が自動で返り、読み取り結果をシステム内で保持する。棚卸在庫とデータ在庫が違う場合のみ、バーコードスキャンにより、従来の有人棚卸オペレーションを無人化することで人員数や作業時間帯に左右されずに棚卸業務を実施することが可能となったほか、有人での棚卸オペレーションと比較して生産性が約50倍向上するとしている。