清水建設㈱、㈱レンタルのニッケン、東京センチュリー㈱の3社は9月6日、無人フォークリフト(AGF)関連ソリューションを提供する「リードテック㈱」を今年6月に設立し、今回事業運営を開始したと発表した。
物流業界では、EC市場の拡大に伴う取扱荷物の増加や人口減少による深刻な労働力不足等の課題を抱えており、AGFなど業務の効率化・省人化につながる各種機器の導入ニーズが高まっている。今回の新会社を通じて、それらの課題を解消するほか、導入費用を上回る生産性向上効果を創出し、顧客企業の競争力向上に貢献することを目指すとしている。
新会社は、搬送ロボット分野で世界的なシェアと実績を誇るVisionNav Robotics社のAGFを活用して各種ソリューションを提供する。具体的には、誰でも簡単に搬送指示を入力できるタブレット型の操作端末“ユニバーサルUI”を付与したビジョンナビのAGFを定額利用できるメンテナンス付レンタルサービスに、トラックバースでの無人荷取り・荷積みシステムや、屋内外(建屋間)の無人搬送システム等を組み合わせることにより、物流事業所のニーズに合わせた“かしこいフォークリフト”を提供するとしている。
また、建屋の新築時に各種システムをビルトインすることで、AGF導入の初期投資を抑えた次世代型物流センターの提案も行うとしている。