プラスオートメーション㈱(+A)は7月27日、自社開発WES「+Hub」と、㈱ダイアログが提供する倉庫管理システム(WMS)「W3 sirius」「W3 mimosa」との連携を開始したと発表した。これにより、「W3」を利用するすべての顧客は仕分けロボット「t-Sort」をより簡単に利用することが可能になるとしている。

連携イメージ

今回の連携では、出荷オーダー一覧を基に「W3」で出荷先や商品種類等のカテゴリごとに絞り込んで作業指示データを作成し、csv形式で「+Hub」に取り込むことによりt-Sortが稼働するとしている。

作業指示データ作成では、Excelのフィルター機能のように直感的に簡単に操作ができるため、顧客は当日の出荷量や出荷先、商品の種類等に応じて臨機応変にt-Sortでの作業手順を設計可能としている。

変化が激しく、人手不足のなかでも正確性、作業効率性が求められる物流現場において、「W3」と「+Hub」の組み合わせを導入することで、ロボットを活用した物流品質、生産性の向上に寄与する。

●t-Sortについて
「t-Sort」とは、仕分けに最適な小型無人搬送車(AGV)および立体型ソータ。AGV、立体型ソータの単体運用とそれぞれの連動運用が可能としている。これらは倉庫内の物品を、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現。従来の固定式ソータと比較し、高い柔軟性(ロボット台数増減で処理能力調整可能、導入後レイアウト変更・移設が可能等)を持つことに加え、圧倒的な短リードタイム(据付不要により、初回の相談から1~2か月で導入完了、撤去時原状回復不要等)と省スペース(固定式ソーター対比50%以下)を実現する。
https://plus-automation.com/robot/tsort/index.html

●+Hubについて
物流業界の自動化、特にロボティクス化促進に必要不可欠なAGV/AMR等、多様なロボット、デバイス、アプリケーション、設備等を効率的に連携することを目的に、オンプレミス・クラウド両方に対応するBIツールを備えた+Aが自社開発したWES。+Aのロボット運用、倉庫オペレーション、およびITシステム開発の知見を結集して開発されたもの。
https://plus-automation.com/plushub/

●W3について
2014年のリリース以来、スピーディ、イージー、ノーミスをテーマに利用拠点数が500か所を超えるWMS。柔軟にカスタマイズが可能な「W3 sirius」とSaaS提供型サービスの「W3 mimosa」のラインナップを展開している。自由にカスタマイズし、現場に最適なWMSを構築したい顧客や、標準的な機能を早く安く導入したい顧客へ提供している。EC物流、BtoB物流の両方に対応している。
※W3 mimosa詳細
https://w3mimosa.biz/lp/3pl/