㈱データ・テックは7月25日、「省電力広域通信(LPWA)を用いた、車両挙動検知システム及びスマホ音声での危険個所注意喚起で高齢者がいつでも移動能力維持可能とする移動支援システムの検証と実効性確認研究」という補助事業について総務省より採択され、交付決定を受けたと発表した。
高齢化が進む中で免許返納者数も年々増加をしているが、“移動”は社会性の維持に必須であることから高齢者へのモビリティ支援が急務と考え、車両の挙動解析による運転支援や事故防止を実績に持つデータ・テックの技術を活用した事業の立案へと至ったとしている。
同事業では、デジタル・ディバイド解消に向け、軽自動車/軽トラック/電動車いす/電動アシスト三輪車等を対象とし、それらの移動支援のための高齢者等向け車載システムを開発を行うもの。データテックの装置およびソフトにて路面傾斜や転覆限界角度の算出、転落・転倒等の挙動検知に必要なデータを取得することにより危険個所等を集約し、その情報を運転者等へ発信することで運転支援と事故防止に繋げるとしている。
令和5(2023)年度は、実証協力先との役割調整および実証地域や走行環境の事前調査、開発および車両実装とデータ分析を行うほか、高齢者をはじめ自動車メーカー、大学、地方自治体と連携を図り、その実効性を確認していくとしている。
●構想
●総務省HP(参考)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/kokonojisseki.html