㈱オプティマインドは3月30日、同社のラストワンマイルに特化した配送ルート最適化サービス「Loogia(ルージア)」の提供機能の1つであるドライバーアプリで、新たに住宅地図情報を利用できるようにしたと発表した。住宅地図を利用することで、建物名や住宅の居住者名が画面上に表示されるため、配送業務をよりスムーズに行うことが可能となる。

●機能の概要と特徴
従来のLoogiaのドライバーアプリでは、建物名や居住者名が表示されておらず、住宅密集地等で特定の個人宅を探すことに時間がかかり、ドライバーにとって大きな負担だったとしている。

同社はその課題を解決するために住宅地図情報を新機能として実装し、建物ごとの居住者名を表示することで、ドライバーが目的地を探す手間と時間を省くことが可能となるほか、土地勘が無いドライバーでも簡単に目的地に到着することが可能になるとしている。

※ドライバーアプリでの住宅地図情報利用はオプション機能。

●実際の利用イメージ
ドライバーアプリでは、Loogiaで作成した1日の配送ルート案内をする。住宅地に配送をする場合、届け先の位置情報だけでなく隣家の居住者名等をあらかじめ確認することもできるので、配送先をスムーズに探し到着することが可能となる。また、住所が新しい等の理由で正しい位置にピンが立たないような場合であってもあらかじめ気付くことができるようになり、正しい場所に配送する手助けとなる。

実際の利用イメージ

●今後の展開
住宅地図の機能が追加されたことによって、従来のドライバーアプリよりも配送業務がスムーズ進み、ドライバーの負担の軽減につながる。業務の効率化を通して「人にしかできない仕事」により専念できるような、温かみのある物流現場の実現に貢献していくとしている。

●Loogia(ルージア)
誰でも高精度な配車計画が作成できる、ルート最適化サービス Loogiaは、ラストワンマイル配送におけるルート最適化クラウドサービス。「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画を、配送先の時間指定等のラストワンマイルならではの40以上の現場制約や収集したGPSデータを解析することで得られた走行速度や駐車位置を加味して提案する。佐川急便、日本郵便やローソンなど幅広い業界に延べ160社以上にサービス展開をしている。