ラストワンマイルに適した国内初の1トンクラスEVトラックを自社開発し、国内普及を進めているフォロフライ㈱は3月28日、㈱西出自動車工作所および丸紅オートモーティブ㈱の3社による、アフターサービスの体制整備に関する提携に向けた基本合意書を締結し、車両整備網の構築および補修部品の供給において業務提携を開始したと発表した。

メンテナンスリースに強みを持ち、全国規模で提携ネットワークを保有する西出自動車工作所、補修部品の在庫保有および日本全国への供給ネットワークを保有する丸紅オートモーティブとの提携を行うことにより、顧客の足となる自動車の稼働を止めないアフターサービス体制を構築する。

すでに西出自動車工作所ネットワーク内でのF1 VAN整備を手がける整備工場の設定を実施している。今後も3社連携のもと、顧客が安心して購入できる体制を構築し、脱炭素化に努めていくとしている。

販売からアフターサービスまで手厚くサポート

●各社の取り組み
西出自動車工作所は、日本で最初に民間車検整備会社として指定されたという伝統を持つばかりでなく、カーリース社会の基盤を整備・構築するという使命のもと、全国に広がる約1万2,000か所のサービスネットワークにおいて、車両ごとのデータをシステムで管理し、的確なメンテナンスサービスを提供している。

丸紅オートモーティブは、国内整備現場への補修部品供給事業のほかに、ADAS(先進運転支援システム)、EV用急速充電システム等、クルマの先進技術分野に関連した海外商材の日本における輸入販売代理店をしており、フォロフライの正規販売代理店としても活動している。

●folofly F1シリーズ
商用自動車業界の脱炭素化需要に応えてフォロフライではスマートフォンのように国内で商品開発や設計に特化し、海外に生産を外部委託する「水平分業」スタイルにより、通常の2倍の速度で日本初の積載量1トン級EVトラックF1 VANとF1 TRUCKの開発・販売を実現した。現在も導入にあたり多くの問い合わせを受けている状況だが、脱炭素化を迫られる商社車のニーズは業種や運搬形態、積荷内容により多岐にわたる。今後も持続可能な社会の実現に取り組む先進的な企業と共に、ニーズに対応した車種やサービスの開発を通して、エコノミーとエコロジーを両立させる脱炭素化に貢献していくとしている。