JA三井リース㈱、協同ライフケア㈱およびトッパン・フォームズ㈱は11月7日、協同ライフケアが取り扱う福祉用具レンタル商品の管理で、トッパンフォームズのRFID(※)ソリューションを導入したと発表した。

※RFID(Radio Frequency Identification)は電磁界や電波等の無線通信を用いてRFIDタグ等の情報を非接触で読み書きする自動認識技術

RFIDソリューションのイメージ

協同ライフケアでは従来レンタル商品をバーコード管理していたが、棚卸や検品でバーコードを1点ずつ読み取るため、作業負荷が大きく、読み取りミスが発生し、レンタル商品が見つからない場合には目視で探す必要がある等の課題があった。

今回、バーコードをトッパンフォームズが提供するRFIDタグに切り替え、RFIDを活用した棚卸アプリケーションソフト「イージーチェックアウトライト」を導入することで従来の課題を解決し、業務効率化により作業時間の9割削減を実現した。

●本取り組みの特長
(1)棚卸・出荷作業の業務効率化を実現
商品知識が無くてもレンタル商品を簡単にピッキング可能となり、作業時間を9割削減。

(2)既存システムに棚卸結果の連携が可能
バーコードを使用する既存の管理システムを活用しながら、部分的なRFIDの導入が可能。RFIDの読み取りデータは、CSV出力によりリスト化も可能。

(3)レンタル先の資産管理も効率化
協同ライフケアがレンタル先にRFIDソリューションを提供することにより、当該企業・団体でもレンタル商品管理を効率化。

●今後の展開
JA三井リース、協同ライフケア、トッパンフォームズは今後、病院、介護施設等のレンタル先へのRFIDソリューションの展開により、医療・介護業界のIoT化、DX化を推進し、2025年までにRFIDソリューション全体で3億円の売上を目指すとしている。