㈱寺岡精工は11月7日より、荷物側面へのラベルの自動貼付が可能な、自動ラベル貼り付け機「GP Auto labeler system 側面貼りタイプ(GPL-100)」の販売を開始した。

「GP Auto labeler system 側面貼りタイプ」
ラベル貼り付け動作イメージ

最大印字幅115mmまでのC1サイズラベルにも対応が可能で、電動シリンダ採用により高精度なエアーレスでの側面貼りを実現。製造業をはじめ、物流センター、プロセスセンターでの手貼り作業を自動化する。

●新製品の特長
(1)側面自動貼りが人手不足解消に貢献
労働人口減少等の要因から製造業における人手不足は年々深刻となっており、物流業界においても近年のEC市場拡大に伴う消費者行動の変化や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による宅配需要増加によって、オペレーションの自動化による作業効率化・省人化が課題となっている。

特に、ラベルの貼り付け作業では、コンテナ・段ボール等は積み重ねて保管・輸送されることから、PD/SCMラベルや品質表示ラベルを手作業で荷物側面へ貼り付けする必要があった。

「GP Auto labeler system 側面貼りタイプ(GPL100)」は荷物側面へのラベリングの自動化により、製造・物流現場での人手不足解消に貢献。高精度な電動シリンダーを採用し、剥がれにくく安定したラベリングを実現。また、エアーレス仕様でコンプレッサーが不要であることから、空圧装置のない現場での導入も容易となっている。

(2)簡単操作で効率的なラベリング作業を実現
同製品は、機器本体に専用アプリケーションを搭載し、操作パネルからフォーマット作成やデータ設定、貼り付け位置調整等が簡単に行える。大型ヘッド搭載で、PD/SCMラベル等のC1サイズ(印字幅115mm)はもとより、印字内容によって大きさが異なる品質表示ラベルでは最大長さ125mmまでのラベル印字・貼り付けが可能。

また、タックラベルのほかライナーレスラベルにも対応(※)。台紙が無いライナーレスラベルはラベルサイズに合わせて適正な大きさにラベルをカットするため、複数のラベルサイズに対応できる。台紙ごみが出ず環境に優しいことに加え、1ロールあたりのラベル量が多くなることから、ラベル交換頻度の低減によるコスト削減にも貢献する。

※ライナーレスラベル仕様は近日発売予定

(3)システム連携で、さらなる省人化・省力化
既存のWMS(倉庫管理システム)や生産管理システム等、他システムとのデータ連携が可能。さらにTERAOKAの自動採寸計量器「SMART QBING」との連携によって、梱包物の採寸計量からバーコード読み取り、ラベル印字・貼り付け、自動仕分け機「SORTING SYSTEM」による仕分けまでを自動化することができ、出荷作業を大幅に効率化・省力化する。

自動ラベル貼り付け機と自動採寸計量器、自動仕分け機との接続イメージ

●新製品概要
製品名:自動ラベル貼り付け機「GP Auto labeler system 側面貼りタイプ(GPL-100)」
販売地域:全国
発売日:2022年11月7日
外形寸法:690mm(W)×786mm(D)×1,890~2,005mm(H)
製品URL:https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00402/