㈱ジャロックのテクノロジー部門であるジャロックホールディングス㈱は8月23日、三井不動産商業マネジメント㈱の運営する商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと海老名」(神奈川県海老名市)で自律自走型ロボット(AMR)「KETTIBO36」を広告利用する実証実験を実施すると発表した。

導入されている様子
KettyBot製品全景

■実証実験の目的
大型商業施設では従来のポスターやデジタルサイネージのように位置が固定した告知媒体の広告、集客効果が大きな課題となっている。今回、新たなテナント集客促進ソリューションとして「歩く広告塔(AMRロボット)」に着目。昭和の時代には人が広告をまとって練り歩く宣伝手法があったが、それをサイネージ型広告ロボットで代替できるかを今回の実証実験を通じて検証することになった、としている。

今回の実証実験を通じて広告を掲出したテナントへの集客効果やロボット導入コストとの費用対効果、人流がある状態での安全性等を検証する。

●実証実験概要
実施期間:2022年8月19日(金)~2022年8月28日(日)
     (平日は10時~18時)
実施場所:三井ショッピングパーク ららぽーと海老名(神奈川県海老名市扇町13-1)2階
導入機器:KettyBot(Pudu Robotics社製)1台

●「KETTIBO36」の特長
中国深セン市のロボット大手Pudu Robotics社製の広告表示付きディスプレイ・案内ロボット「KettyBot」を、ジャロックが独自に3年(36か月)のレンタルプランとして商品化したもの。

(1)18.5インチ大型ディスプレイと配膳台を搭載したAMR(自律自走型ロボット)
「KettyBot」には前面に18.5インチの大型ディスプレイが搭載されており、広告をはじめ多様な使い方に対応している。

広告画面の表示順序・切替頻度等を簡単にカスタマイズできるため、自律走行するデジタルサイネージとして広告枠の切り売りにも対応している。また、後方の配膳台に試供品やノベルティを載せて配布することも可能。

(2)月額費用66,880円、最低1台から導入可能
「KETTIBO36」最大の魅力は導入のしやすさ。価格は月額66,880円(税込)の36回払い。初期費用を抑えつつ月額コストのみで導入可能。また、最低1台から導入可能のため、まず1試験導入した後に台数を増やしていくことも可能。

※契約途中での解約不可(万一、解約される場合は未経過分のレンタル料を一括支払いの必要あり)。

※利用には提携リース会社等の審査が必要となる。

(3)メンテナンス、動産保険付き
「KETTIBO36」にはレンタル期間中のメンテナンスサービスと動産保険が付属しており、故障した際の修理交換や、万一ロボットが人身事故や物損事故を起こした際も安心。