㈱YE DIGITAL(YEデジタル)は8月9日、デジタルピッキングシステム(DPS)国内最大手の㈱アイオイ・システムと、庫内オペレーション全体の最適化を支援する倉庫自動化システム(WMS)「MMLogiStation」と小口仕分けシステムのSAS(シャッターアソートシステム)を連携することで、物流現場の作業効率や作業品質向上に向けたパートナーとして取り組むことに合意した。

SAS(シャッターアソートシステム、㈱アイオイ・システム写真提供)

●今回の連携でできること
「MMLogiStation」とSASが連携することで、仕分けやその前工程の保管設備、仕分け後の搬送までシームレスに連携でき、物流倉庫全体の作業効率・作業品質向上が可能になる。
①アイオイのSASを「MMLogiStation」のプラグインでスピーディーに顧客の倉庫に導入し、仕分けミスを限りなくゼロに。
②仕分け前工程のAGV棚搬送システムやパケット型保管設備等のGTP(※)システムとSASが連携することで、ピッキングと仕分け作業を同時に実現でき作業効率化。
③仕分け後の搬送工程で動く他社製のAGVやAMRを連動することで梱包場への搬送を自動化。仕分け後のオリコンIDや荷物の情報も「MMLogiStation」が管理しており、梱包工程で活用可能。

YE デジタルは引き続き高効率な自動化設備との連携準備を行っており、今後協業パートナーを広く募り、メーカーを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて倉庫全体の自動化・効率化を推進する、としている。

※物流センターにおいて荷物をピッキングする作業者の場所や棚入れする場所までロボットが運び、作業者が定位置でピッキングする作業方法。