㈱ユビテックは7月8日、工場や工事現場の作業者の安全を見守るサービス「Work Mate」において、8月1日より顧客向け有人モニタリングサービスを開始すると発表した。

「Work Mate」はクラウドサービスにより熱中症予兆等の作業者の体調変化や転倒・転落等の異常を通知。万一の未通信状態や管理者の未確認等によってその通知確認が行われない場合、サービスが正常に機能しないリスクが発生する。

同社はそうしたリスクを回避し、いち早く顧客の利用状況の異常に気づいて一緒に改善を進めるモニタリングサービスを開始する。

●モニタリングサービスの内容
「Work Mate」のモニタリングサービスを希望する顧客に対し、平日10:00~18:00(年末年始ならびに所定の休日を除く)に有人監視で、サービスが正常に利用されているか確認する。

具体的には、ネットワーク関連設備(スマートウオッチ、ゲートウェイ機器等)の稼働確認を行い、未通信状態が確認された場合でも迅速に対応するため、スマートウオッチの利用状況を顧客にフィードバックすることで、サービスを正常に利用できるようサポートする。

さらに「Work Mate」のクラウドサービスにより、提供している異常検知時の自動アラート発報についても、管理者によるアラート確認が行われていない場合や、アラート発報を受けた作業者の回復が一定時間確認されない場合には、アラートの見落としの可能性を考慮してモニタリング担当者から「2次アラート通知」と「状況確認」を行う。

●機器の監視例

●2次アラート通知例

●モニタリング環境

●「Work Mate」の特徴・機能
※ 熱中症予兆検知について
・実証で得たバイタルデータから熱中症の「予兆」を検知するアルゴリズムをユビテックが独自開発
・日々のバイタルデータの個人特性をAIが学習することで、検知精度が進化し続ける
・回復状態も検知し、現場での適切な休憩および現場復帰を促す