ラピュタロボティクス㈱は6月28日、東京都江東区木場に約400㎡のデモ施設を併設した新オフィスを正式にオープンした。
近年物流業界では、少子高齢化による労働力不足のなか、EC需要の急拡大に起因する小口配送の増加も重なり1人あたりの業務量が増加しているほか、物流業界の“2024年問題”として、ドライバーの時間外労働に上限規制が適用される等、運送業や倉庫業における自動化ソリューションを活用した省力化・ 省人化への需要がますます高まりつつある。それを受け、同社では東京都木場駅の付近に既存のオフィスの約2倍の広さのデモスペースを有する新オフィスをオープンした。
同社では、最先端の制御技術およびAI技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発や、当該プラットフォームから開発された協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」等のソリューション提供・運用支援を積極的に進め、2022年4月に約64億円の資金調達を実施。累計調達額は約106億円に到達した。
新たなデモスペースでは約20～25台のピッキングアシストロボットが常備されており、これにより従来以上に効率的に開発を加速することが可能になったほか、一度に多くの関係者にピッキングアシストロボットの活躍を見学できるようにした。
また、同社では国籍を問わず各専門分野のプロフェッショナルが合計約120名働いており、社員向けにベジタリアンフードなど多国籍な社員の食文化や価値観に配慮したメニューを用意した社員食堂「Gina’s Lounge」も開設している。
