ヤマトホールディングス㈱(ヤマトHD)は8月4日、「KURONEKO Innovation Fund 2号」(KIF2号、運営者:グローバル・ブレイン㈱)を通じて、量子技術(※1)を活用した数理最適化(※2)ソリューションを提供する㈱JIJに出資を実行したと発表した。

JIJは、日本の量子アニーリング(※3)研究の第一線である東京工業大学(現:東京科学大学)で進められていた研究プロジェクトを起点に、研究成果の事業化を目指して設立されたスタートアップ。ビジネス現場等において、複雑で大規模な計算が必要な問題に対して量子技術を活用し、複雑な計画課題の解決を支援する数理最適化プラットフォーム「JijZept」を通じて、企業のビジネス成長を支援するソリューションを提供している。国内外の多様な業界で導入・支援実績があり、課題の洗い出しから数式化、プログラム実装までをワンストップで提供している。

KIF2号は、JIJの量子技術に関する知見を生かした高い提案力や課題解決力、企業への導入実績を評価し、今回出資を実行した。ヤマトグループは、今回の出資を通じて物流における課題解決や物流効率化に向けた知見を共有し、JIJの事業成長を後押しするほか、物流における量子技術の活用の可能性を検討していく。

※1:原子や電子など極めて小さな「量子」が示す特有の性質(重ね合わせやもつれ等)を、情報処理や通信、計測等に活用することで、従来の技術では不可能な超高速計算等を可能にする技術
※2:様々な制約条件の中で、目的(コスト最小化や利益最大化等)を最もよく達成する最適な選択肢を数学的に導き出す計算技術
※3:膨大な選択肢の中から最適な組み合わせを見つけ出す「最適化問題」を高速で解くための計算技術

●㈱JIJについて
設立:2018年11月
本社所在地:東京都港区芝浦三丁目3番6号 東京科学大学キャンパス・イノベーションセンター INDEST 403
代表取締役CEO:山城 悠氏
事業内容:量子技術および数理最適化を活用したプラットフォーム、ソフトウェア、ソリューションの開発・提供
ホームページURL:https://www.j-ij.com/ja