鴻池運輸㈱は5月29日、㈱Hacobuへの資本参加を決定し、2025年5月21日に出資が完了したことを明らかにした。

物流現場では、労働集約型のスタイルのほか、紙帳票やFAX等を活用するアナログな職場環境が多くデジタル化の遅れが目立つことや、労働力不足の問題等、多くの課題が山積している。

KONOIKEグループは、2030年ビジョンで「技術で、人が、高みを目指す」のメッセージを掲げ、長年にわたり蓄積してきた人の知識・経験・ノウハウと最新技術を掛け合わせ、物流現場の技術革新・DX(デジタルトランスフォーメーション) を加速させている。その2030年ビジョンの具現化の一環となる今回のHacobuへの主な出資目的は、以下の通り。

①DX-ICT基盤の強化
・Hacobuのエンジニア、技術、ノウハウを活用したデジタル化推進、データ活用などの開発推進
・両社協働の新サービス・ツール開発
・鴻池運輸のグループ会社でITサービスを提供するコウノイケITソリューションズ㈱、DXを支援するシャイン㈱のサービスを、Hacobuの販売チャンネルを活用し、販売強化
②定温物流現場のデジタル化の推進
・Hacobuのクラウド型物流管理ソリューション「MOVO」シリーズを活用したDX化・効率化

●鴻池運輸 執行役員 ICT推進本部本部長 佐藤雅哉氏のコメント
KONOIKE グループは、2030 年ビジョン「技術で、人が、高みを目指す」のもと、現場で培った知見と先進技術を融合させた技術革新・DXを推進しています。Hacobu様との協業を通じて、デジタル基盤の強化、新サービスやそれらを統合したソリューションの共創、グループ内サービスやソリューションとの連携により、現場起点の変革を加速させることで、Hacobu様のビジョンでもある「持続可能な物流インフラ」の実現に向け、業界の未来を共に切り拓いてまいります。