(一社)日本物流団体連合会(物流連)は9月24日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)において令和6年度第1回物流環境対策委員会(委員長:日本貨物鉄道㈱ 取締役兼常務執行役員 経営統括本部長の篠部武嗣氏)を開催した。
同委員会は、物流の低炭素・脱炭素化や効率的な輸送システムの構築等、物流分野の環境対策の促進を目的として、諸課題の検討や情報提供を行っているほか、優良事業者・優良事例の表彰等を通じて、環境対策の普及促進に取り組んでおり、年2回開催しているもの。
令和6年度第1回委員会では、まず第1部「講演会」では、第25回物流環境大賞を味の素冷凍食品㈱と共同受賞したF-LINE㈱による講演会を開催。大賞を受賞した案件「冷凍食品の環境にやさしく持続可能な幹線輸送の実現」について講演した。講師を務めた江藤氏は、これまで温度帯を問わず幅広くモーダルシフトを中心とした業務に従事し、低温帯では持続可能な幹線輸送の取り組みを推進してきた人物。現在は、7月に関西に新設された部署で新たな輸送網の構築に携わっている。今回の取り組みは、数々の課題を関係各所と連携し解決していき、環境負荷低減のみならず、働き方改革へも繋がった取り組みと説明した。
第2部「委員会」では、同委員会で取り扱っている各種表彰制度と情報交換会の上期活動報告をし、下期活動内容(案)は原案通り承認された。次回の委員会は2025年3月頃の開催を予定している。