SBSホールディングス㈱(SBSHD)は10月1日、日本精工㈱(NSK)の物流子会社であるNSKロジスティックス㈱の普通株式66.61%の取得を完了した。これに伴い、NSKロジスティックスは同日付で社名を「SBS NSKロジスティクス㈱」に変更した。
NSKロジスティックスは、NSK100%出資により1999年8月に設立され、NSKグループの国内事業および輸出入を事業領域とし、物流機能会社として運送、保管、荷役、梱包、輸出入業務請負等の分野において高いスキルとノウハウを有している。
また、SBSグループは総合物流企業として、事業規模と事業ポートフォリオの拡充、さらに優秀な人材等を確保する手段として、M&Aを重要な成長戦略の1つと位置付けている。本件においても、NSKロジスティックスがNSKグループおよびその取引先企業との良好な関係を維持することを最優先としつつ、SBSグループが持つインフラ・ノウハウの共有等によるシナジー効果によって、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供する体制が整うとしている。
なお、これまでにSBSグループ入りした各社と同様に、株式譲受後もNSKロジスティックスの経営陣は留任を基本とし、事業運営の継続性を保ちながらグループ内での一体化を図っていくとしている。
●日本精工㈱ 代表執行役の市井明俊氏のコメント
「NSKロジスティックスは、2024年10月1日より、SBS NSKロジスティクスとして新たにスタート致します。SBSグループのもと経営資源を強化し、より安全で信頼性の
高い物流サービスの提供を目指します。また、持続可能なサプライチェーンの構築と更なる成長を追求してまいります」
●SBS NSKロジスティクス㈱ 代表取締役社長の米山佳孝氏のコメント
「新生SBS NSKロジスティクスは、SBSHDと共同で物流事業を展開して参ります。SBSグループのインフラとノウハウを活用しながら、日本精工グループ物流事業の効率化・高度化を推進して持続可能な物流機能を構築すると共に、SBSグループ各社との連携により物流企業としてのさらなる成長・発展を目指します」
●SBSグループ代表、SBSホールディングス㈱ 代表取締役社長の鎌田正彦氏のコメント
「7月に本件を発表して以降、NSKはじめ関係の皆様方のご尽力により株式取得が順調に進み、NSKロジスティックスがSBSグループに加わっていただけたことに感謝申し上げます。今後、同社を含めたグループ会社間のシナジーを最大限に発揮することで、物流業界全体の課題である『2024年問題』の解決と、サステナブルな物流網の維持に向けた取り組みを一層加速させてまいります」