国土交通省は9月24日、令和5年度補正予算に係る「中小トラック事業者向けテールゲートリフター等導入等支援事業」の申請受付を同日から開始すると発表した。

同省は、新規投資の余力がなく経営環境が厳しい状況にある中小トラック運送事業者に対して荷役作業の効率化(荷役時間の短縮・荷役負担の軽減)等に資する機器等の導入等に係る費用の一部を補助する同事業を実施する。当該機器等の導入等を促進することにより、労働生産性の向上・多様な人材の確保を図り、働き方改革を推進するとしている。

※補助事業の執行団体:(公社)全日本トラック協会

●申請受付期間(予定):令和6年9月24日(火)~11月30日(土)
※補助金申請額が予算額を超過した場合、補助金が交付されない場合あり。

●支援内容
令和5年11月10日~令和6年11月30日の間に以下の対象機器等の導入等を実施したトラック運送事業者等(※1)に対して、導入費用等の1/2または1/6を支援。
※トラック運送事業者と連携して補助対象事業を行う荷主企業、倉庫事業者、トラック運送事業者もしくは荷主企業に対して対象システムを貸し渡すリース事業者、人材育成機関も補助対象とする。

①車両の効率化設備の導入等事業
[1]テールゲートリフター
[2]トラック搭載型クレーン
[3]トラック搭載用2段積みデッキ
[4]速度制限装置の機能改修

②業務効率化事業
[5]予約受付システム
[6]ASNシステム
[7]受注情報事前確認システム
[8]パレット等管理システム
[9]配車計画システム
[10]求貨求車システム
[11]運行・労務管理システム
[12]契約書電子化システム
[13]車両動態管理システム([13]のみ[5]~[12]いずれかのシステムとの同時導入(重複申請)が必要)

③経営力強化事業
[14]原価管理システム
[15]M&A・事業承継

④人材確保・育成事業
[16]人材採用活動
[17]人材育成活動
[18]大型免許、けん引免許およびフォークリフト運転資格

●詳細(全日本トラック協会ホームページ)
https://jta.or.jp/member/shien/tgl2023notice.html