ヤマトホールディングス㈱は8月8日、「KURONEKO Innovation Fund 2号」(運営者:グローバル・ブレイン㈱)を通じて、衛星データとAI技術を活用し、農業や気候変動の課題解決に取り組むサグリ㈱に出資を実行したと発表した。今回の出資は同ファンドの初出資案件としている。
サグリは、衛星データとAI技術を活用し、農地の区画化・耕作放棄地調査、作付け調査、農地所有者と作り手・担い手のマッチング等の農地管理ソリューションを提供しているほか、世界の農家向けに土壌分析等の営農ソリューションを提供している。今後、小規模な農家が多い東南アジア等での事業拡大や、土壌分析による肥料削減を通じたカーボンクレジット事業の立ち上げ等が期待されている。
同ファンドでは、サグリの高い技術力により着実に企業成長を続けている点や、ヤマトグループとも関わりが深い一次産業の支援で成果を上げている点を評価し、出資を実行した。サグリをポートフォリオに組み入れることで、サステナビリティ・トランスフォーメーションの実現を加速させていくとしている。
●出資先企業概要
社名:サグリ㈱
設立:2018年6月
本社所在地:兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
代表取締役CEO:坪井俊輔氏
事業内容:衛星データ解析および機械学習による事業創出
URL:https://sagri.tokyo/