三菱ふそうトラック・バス㈱は7月3日、両備ホールディングス㈱と㈱両備ファイナンスと共に、中国地方4県エリアでの販売会社「ふそう中国地区販売㈱(仮称)」を新たに設立すると発表した。

これまで島根、鳥取、広島、山口の4県は三菱ふそうの地域販売部門が販売・サービスを担ってきたが、両備ホールディングスと両備ファイナンスとのパートナーシップによって新会社に事業を統合することで、経営体質を強化するほか、より地域に密着し、顧客へのきめ細かで充実したサービス体制の構築と販売強化を目指すとしている。

両備ホールディングスと両備ファイナンスは、交通事業を中心として事業を展開する両備グループの中核企業。両備ホールディングスは、1962年に岡山県内におけるFUSO車両の販売と・サービスを担う特約販売会社として岡山三菱ふそう自動車販売㈱を三菱ふそうと共に設立して以来、60年以上にわたり安定的な事業を継続している。

岡山県内の販売・サービスは、引き続き岡山ふそうが事業を推進し、中国地方の他4県は新会社が事業を担い、岡山県で培った経営ノウハウを両社で活かす。新会社の事業開始は、関連する当局からの承認を経て2025年2月を予定している。

●新会社概要
名称:ふそう中国地区販売㈱(仮称)
本社所在地:〒731-4311広島県安芸郡坂町北新地1丁目4番79号
事業開始予定:2025年2月3日
株式保有比率:両備ホールディングス㈱40%、㈱両備ファイナンス40%、三菱ふそうトラック・バス㈱20%
資本金:1億円
事業の内容:三菱ふそう製トラック、バスの車両販売、整備、部用品販売、および産業エンジンの整備
※いずれも2024年7月3日時点での予定