三機工業㈱は3月14日、経済産業省と日本健康会議が顕彰する「健康経営優良法人認定制度」で、社員の健康管理を経営視点から戦略的に実践する「健康経営」の取り組みが評価され、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されたと発表した。

同社は社員の長時間労働削減を健康経営上の第一の課題として捉え、働き方改革推進と合わせた健康維持・増進活動に取り組んでいる。2015年度に社長をリーダーとする全社横断的な「スマイル・プロジェクト」を通じた全社的な働き方改革を開始し、2017年度に建設施工現場に特化した委員会「スマイル・サイト・プラン」を発足。2023年10月にはデジタル改革ビジョン「SANKI DXビジョン」を策定し、デジタル技術も活用しながら施工管理者の業務負担軽減と生産性向上に向けた取り組みを継続的に進めている。

2023年度はストレスチェックの分析結果をもとに職場環境改善や部下の不調の早期発見等を目的とした管理職者向け研修を実施したほか、健康診断結果から社員の食生活に関する傾向を把握し、社員1人ひとりがより健康的な食生活を送るための「食生活習慣に関する動画セミナー」を開催する等、ラインケア・セルフケアの両面から心と体の健康増進に向けた施策を実施している。

同社はマテリアリティ(重要課題)の1つに「働く仲間の幸福の追求」を掲げている。今後も同社にとって最大の財産である社員の健康維持・増進に取り組み、より働きやすい環境づくりを進めていくとしている。