(一社)日本物流団体連合会は9月15日、今年度第1回の「経営効率化委員会」(委員長:全日本空輸㈱ 取締役専務執行役員 外山俊明氏)を都内の全日通霞が関ビル会議室で開催した。

同委員会は物流業において経営上のリスクとなる問題について調査検討を行っており、労働生産性の向上、ダイバーシティの推進および危機管理等、テーマごと適宜小委員会等を設置して調査を行うほか、国の施策について会員へ情報提供を行うため設置しているもの。

委員会に先立ち開催された講演会にはオンライン参加の方を含めて83名が参加され、講師の㈱NX総合研究所主任研究員の大原みれい氏より「物流事業者における女性活躍推進に向けて」と題した講演が行われた。

NX総研の大原みれい氏

講演では、最初に「女性活躍推進の目的と現状」、次に同連合会で行った「ダイバーシティ推進ワーキングチーム(女性活躍推進)の活動報告」、最後に「物流業における女性活躍推進にむけた重要な項目」について説明し、質疑応答を行った後に終了した。

引き続き行われた委員会では、議事1「令和5年度上半期活動報告」として、上期は今年度から実施している「ダイバーシティ推進ワーキングチーム(高齢者活躍推進)」の活動報告、また、「外国人材の就労に関する勉強会」の開催報告、国主催の「官民物流標準化懇談会」「パレット標準化推進分科会」「モーダルシフト推進・標準化分科会」への参画等を行ってきたことについて説明した。

外山委員長

委員会風景

続いて、議事2「令和5年度下半期活動予定(案)」について、下期については「ダイバーシティ推進ワーキングチーム(高齢者活躍推進)」の今後の予定、「施設見学会の実施」、「物流における先進技術等についての情報提供」等を行っていくことについて説明を行い、委員の皆様から原案どおり承認された。