三菱食品㈱は8月28日開催の取締役会で、㈱キユーソー流通システムと両社の主に食品を対象とした物流事業の一部を統合し、三菱食品およびキユーソーを出資者とする合弁会社へ会社分割により承継させることに関して、統合契約および合弁契約を締結、業務提携を行うことを8月29日開催のキユーソー流通システムの取締役会における承認決議を条件に決議した。
上記案件に関して、8月29日にキユーソー流通システムの取締役会においても承認決議されたことを受けて発表した。
なお、今回の統合は、三菱食品の連結総資産の減少額がその直前事業年度の末日における純資産額の10%未満、かつ売上高の減少額がその直前事業年度の売上高の3%未満と見込まれる会社分割であるため、開示事項・内容を一部省略して開示している。
●統合の目的
三菱食品グループは、「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」をパーパスに掲げ、強靭で持続可能なサプライチェーンの構築を目指している。
キユーソー流通システムは、「徹底力で体質強化」をテーマに、第7次中期経営計画(2022年11月期から2024年11月期)を推進し、基本方針に「機能の強化」「環境変化への対応」を掲げている。物流クライシスが懸念される「2024年問題」、並びにサステナビリティの実現に向けた対応が求められる中、卸事業会社と物流事業会社という異なる立場の両社が、従来の受委託の関係性を飛び越え、パートナーとして手を取り合い、食品の物流に関する知見・経験を掛け合わせることで、様々な新しい価値を生み出すことを目的としている。
●業務提携の内容
両社は今後も成長が期待される主に食品を対象とした首都圏エリアの低温物流の分野において、提携、協力して物流事業を共同推進していくとしている。
●統合の要旨
(1)統合の日程
2023年8月28日 三菱食品取締役会決議日(キユーソー流通システム取締役会決議をもって発効)
2023年8月29日 キユーソー流通システム取締役会決議日
2023年8月31日(予定) 統合契約・合弁契約締結日
2024年4月1日(予定) 効力発生日
(2)統合の方式
三菱食品が100%子会社として設立した準備会社を吸収分割承継会社とし、三菱食品およびキユーソー流通システムをそれぞれ吸収分割会社とする簡易吸収分割となる。
(3)今回の会社分割の割当て内容
同準備会社は三菱食品からの分割およびキユーソー流通システムからの分割に対して普通株式を発行し、その全てを両社にそれぞれ750株、250株にて割当て交付する。
●分割する部門の事業内容
主に首都圏における低温物流事業
●承継会社(合弁会社)概要
名称:エル・プラットフォーム㈱
所在地:未定
代表者の役職・氏名:未定
事業内容:主に首都圏における低温物流事業
資本金:1,000万円
設立年月日:2023年10月2日(予定)
決算期:3月31日
純資産:未定
総資産:未定
出資比率:三菱食品75%、キユーソー25%(予定)