(一社)日本物流団体連合会は7月27日、「第1回 高齢者活躍推進ワーキングチーム」を都内の全日通霞が関ビル会議室で開催した。オンラインを含む計22名が参加した。

「第1回 高齢者活躍推進ワーキングチーム」の様子

物流業界では労働力不足が大きな課題となっており、豊富な知識や経験を持つ高齢者の活躍が多いに期待されているほか、「高年齢者雇用安定法」によって従前の65歳までの雇用確保(義務)に加え、65歳から70歳までの就業機会の確保のために、事業主が講ずべき措置(努力義務)が新設された。

このような状況を鑑みて、同ワーキングチームは物流業界における高齢者雇用の現状と課題を調査し、高齢者の活躍推進についての対応策を検討するために物流連の経営効率化委員会のもとに設置されたもので、座長には東京女子大学教授の二村真理子氏が就任した。

会合では、物流連の長谷川理事長、二村座長の挨拶、各委員の自己紹介の後、事務局より、①ワーキングチームの概要説明、②高齢者雇用の現状、③事前調査の結果報告についての説明がなされた。その後、物流業界の各社・団体における高齢者雇用の現状と課題を調査するために今後実施予定のアンケート調査案について議論が行われ、委員から様々な意見が飛び交い、その内容をもとに事務局でアンケート調査案を完成させることとなった。

長谷川理事長
二村真理子座長

次の第2回会合は、2023年10月に開催する予定としており、その後数回の会合を経て、「物流業界における高齢者活躍推進」の検討結果を取りまとめ、公表する予定。