(一社)日本自動認識システム協会(JAISA)は5月24日、東京・品川プリンスホテルで2023年度の第13期定時社員総会、通常理事会、総会懇親会を開催した。会員企業や来賓を会場に招いての開催は4年ぶりとなった。

定時社員総会の様子

今年度は協会役員改選の年であり、新たに19名の理事が選任され、代表理事会長に相良隆義氏、代表理事副会長に鈴木圭氏、副会長に森田昌洋氏が選任された。

本総会では、第1号議案で2022年度事業報告および収支決算について承認、第2号議案で理事・監事の選任を行い、続いて2023年度の事業計画と収支予算を報告して終了した。その後の理事会で役付き理事の選任を行った。

総会懇親会には約150名が参加した。

冒頭に相良新会長は、「自動認識技術はコロナ禍にあっても、従来の対面サービスに代わる新たな機器やシステムが定着して市場が拡大した。当協会の自動認識市場調査報告書では、昨年(2022年1月~12月)の自動認識システム関連機器出荷金額合計は2,565億円で前年対比5.6%の増加、また、2023年の市場予測は前年対比5.0%の増加を見込んでおり、自動認識市場の成長は加速する見込み」と述べた。

また、来賓の経済産業省産業機械課課長の安田篤氏は、「自動認識総合展では、製造・物流・小売等の分野で現場の課題解決に役立つ新製品やソリューションが展示されることを今年も期待する。また一方で、大きな課題となっている物流の2024年問題に向けたドライバーの荷待ち、荷役に関連する効率的な解決策が展示されることも期待している」と自動認識技術への期待感を示した。

挨拶するJAISA 代表理事会長の相良隆義氏(左)、来賓の経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長の安田篤氏

今年度の同協会は、
(1)会員サービス向上
(2)SGDsとDXに貢献
を活動方針として自動認識の普及発展に取り組むとしている。

●JAISA2023年度役員一覧