野村不動産㈱は6月1日より、同社が手がける高機能型物流施設「Landport(ランドポート)」シリーズで九州エリア初の開発となる「Landport福岡久山Ⅰ」が5月25日に竣工、日清エンタープライズ㈱の1棟利用で稼働を開始した。

2024年に施行予定の車両運転業務への時間外労働上限規制に伴う人手不足等、物流業界を取り巻く事業環境の変化により荷役、保管、輸配送など物流業務のさらなる効率化・省人化が求められている。

そのような中、同施設は九州自動車道・福ICから約2.6㎞と、福岡都市高速による福岡市内配送、九州自動車道による広域配送に適した久山地区に位置した良好なアクセス立地等が評価され、日清エンタープライズによる1棟利用が決定した。

ドライバーの労働時間短縮など日清食品グループが目指す「担い手に優しい物流」に向けた物流課題解決と、日清食品グループ製品の九州全域への配送・出荷の効率化に寄与する。

「Landport」シリーズで同施設は九州エリア初の開発となるが、今後も消費者の購買スタイルの進化等による全国的な EC 需要の拡大や 2024 年問題による長距離ドライバー不足が深刻化する等物流業界をとりまく環境変化により需要の高まりが期待される九州エリアでも複数の開発計画を検討しており、今後首都圏エリアに加え、関西・愛知・九州エリアへの施設開発の拡大を加速していくとしている。

●物件概要
物件名:Landport福岡久山Ⅰ
所在地:福岡県糟屋郡久山町大字久原字薦附3241番1(地番)、字日棒3265番1(地番)
交通アクセス:九州自動車道・福岡IC約2.6㎞、福岡都市高速・粕屋IC約3.2㎞、JR篠栗線門松駅約2.3㎞
敷地面積:2万782.86㎡(約6,286.82坪)
延床面積:2万897.42㎡(約6,321.47坪)
構造・規模:S造・耐震・地上2階建
着工:2022年6月15日
竣工:2023年5月25日