SGホールディングス㈱は4月28日、同日開催の定時取締役会で代表取締役社長の交代(内定)を決定したと発表した。なお、本件は2023年6月23日開催予定の第17回定時株主総会にて取締役選任の決議をもって正式決定となる。

●代表取締役社長の交代(2023年6月23日付)[氏名(ふりがな)※敬称略/新職/現職]

▽栗和田榮一(くりわだ えいいち)/代表取締役会長/代表取締役会長 兼 社長
▽松本秀一(まつもと ひでかず)/代表取締役社長/代表取締役

●メッセージ
・代表取締役会長兼社長の栗和田榮一氏
現在、世界における社会・経済活動は、新型コロナウイルス感染症拡大を端緒に、地政学的リスクの顕在化、金融政策の影響による急激なインフレの進行等、先行き不透明な経済環境が続き、今までの成功体験は通用しなくなっています。また、2050年カーボンニュートラルへの対応等、社会から企業に対する要求はより一層厳しいものになっていきます。

このような不確実性の高い事業環境により、昨年度の結果や今期業績予想は大変厳しいものとなっております。現中期経営計画最終年度の目標を達成するためには、一段高い目線で物事を判断し、スピード感をもって様々な施策に取り組んでいくことが急務であります。さらに、事業および組織力の強化も必要となり、そのような環境下では、若く新たな発想でチャレンジできるリーダーシップが必要不可欠です。そこで、セールスドライバーからスタートし、30年以上のグループ在籍経験、管理・統制担当としてグループの屋台骨を支えてきた実績、行政機関への出向経験、加えてこの2年間は代表取締役として私と一緒にグループ経営に取り組んできた実績を踏まえ、松本氏を新社長に選任いたしました。

社会経済環境が劇的に変化し続けていく現在、ESG(環境、社会、ガバナンス)を意識した経営をリードしてくれるものと期待しています。私は代表取締役会長として、今までと違う視点でグループを支えていくつもりです。この新体制で、これまで以上にグループの経営資源を最大限活用し、株主、顧客、従業員、地域社会、取引先などすべてのステークホルダーから必要とされ信頼される企業グループの形成に取り組んでまいります。

・代表取締役の松本秀一氏
この激動の社会経済環境の中、社長に就任することに大きな責任を感じております。当社グループの経営環境は厳しい状況を迎えています。これをチャンスととらえ、今までにない新たな発想でチャレンジすることで、社会インフラを担う当社グループの真価を発揮していく所存です。そのためにグループ在籍30年以上の経験と、行政機関への出向経験、グループ経営の中心的役割等、私が今まで培ってきた経験・知識を最大限発揮し、SGホールディングスグループの安定的な経営基盤の強化と、さらなる事業成長につなげてまいります。これからもグループ全従業員一丸となって、すべてのステークホルダーから必要とされ続ける企業グループとして成長してまいります。ご期待ください。

●新任代表取締役社長の略歴