㈱寺岡精工とコネクテッドロボティクス㈱は12月1日、それぞれの強みを融合しこれまでになかった製品サービスを創造することで、食品産業のより一層の発展に貢献することを目的に資本業務提携を締結した。

加工食品、総菜、弁当等を製造する食品工場の現場では、慢性的な人手不足や単純な手作業の常態化等を背景に、さらなる生産性の向上が求められている。

寺岡精工は、食品製造・加工のビジネスフィールドにおいてスーパーマーケットのプロセスセンター(※1)やコンビニベンダ(※2)を主な顧客として、包装機、高速ラベラー、食品検査装置およびラベル検査装置等、一連のソリューションを提供してきた。

コネクテッドロボティクスは、「高度なロボット制御の技術」と「AIを活用したセンシングと学習技術」を組み合わせたテクノロジーを強みに、調理や盛り付け、蓋閉め工程等を自動化する食産業向けのロボットシステムを開発。食産業の仕事をロボットテクノロジーで革新することを通じて、人々の生活を豊かにすることをミッションとしている。

食品製造の工程において異なる技術を強みとする両社の協業によって、一気通貫した食品製造ラインの自動化を目指し、さらなる生産性向上に貢献するほか、両社の持つ技術の融合によって新たな価値を生み出し、食産業に携わる顧客の課題解決を目指していくとしている。

※1:スーパーマーケットの生鮮品の仕入れ、加工、配送を一括して行う拠点

※2:コンビニエンスストアに商品を納入する企業