NIPPON EXPRESSホールディングス㈱は9月1日、グループ会社の日本通運㈱が国内の輸送に伴うCO2排出量を可視化し、顧客のESG経営をサポートするサービス「エコトランス・ナビ」の機能を拡充し、「エコトランス・ナビ Ver.2」をリリースした。

「エコトランス・ナビ」

「エコトランス・ナビ」は、顧客の過去一定期間の輸送データを基に、現行の輸送モードと、より環境に優しい鉄道や海上輸送等の輸送モードのCO2排出量を一括計算し、その差を可視化・レポート化するサービスとして2021年11月より開始。2022年6月には、環境負荷低減への貢献が評価され、第23回物流環境大賞表彰で「物流環境大賞」を受賞している。

今回リリースした「エコトランス・ナビ Ver.2」は、CO2排出量の算出対象として同社輸送サービスを利用している顧客に加え、同社以外の輸送サービスを利用している顧客も対象とし、さらに多くの顧客が利用できることになった。

また、CO2排出量算出の処理能力を高速化することで、従来2~3週間程度かかっていた算出時間を最短1日で処理が可能となり、レポートを作成する時間が大幅に短縮され、利便性が向上した。

今後、「特定荷主定期報告書」(資源エネルギー省)「物流効率化法申請用紙」(国土交通省)等顧客から要望の多い公的機関へ提出するレポート機能の拡充についても取り組んでいくとしている。

●エコトランス・ナビ Ver2における変更点