NIPPON EXPRESSホールディングス㈱のグループ会社、日本通運㈱は7月19日、Commercial Japan Partnership Technologies㈱(CJPT社※1)が主催するエネルギーマネジメントシステム(EMS)の構築・社会実装(※2)に参画すると発表した。

NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、「気候変動への取り組み」を重要課題(マテリアリティ)の1つと位置づけ、環境配慮車両の積極導入やLED化の推進等を通じ、自社事業におけるCO2の排出量削減に努めているほか、共同配送やモーダルシフト等、顧客のCO2排出量削減に貢献する商品・サービスの創出に取り組むことで、事業存続の前提となる地球環境の保全に貢献するほか、事業成長の機会を追求している。

このため、日本通運は今回の参画を通じ、多様なステークホルダーと一体となり連携・ 協働を進めることにより、さらなる社会実装に向けた課題を抽出し、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みを加速する、としている。

●概要
期間:2023年1月~2030年3月(予定)
実装内容:カーボンニュートラル車両の導入(23台)
 ・FC(燃料電池)小型トラック:20台
 ・FC(燃料電池)大型トラック:3台

※1:トヨタ自動車、いすゞ自動車、日野自動車、スズキ、ダイハツ工業の5社による、水素社会の早期実現に向け商用事業(商用車全体での電動化等)に向けた協業体制を推進する新会社。
※2:エネルギーマネジメントシステムの事業化を目指した開発および実社会での運用を行う今回の社会実装は、一部を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施する。