インテリジェント オートメーションを推進する米国ABBYY社は4月14日、4月1日付で前田まりこがABBYYジャパン(株)の代表取締役社長に就任したと発表した。

ABBYY最高収益責任者(CRO)のAdrian Jones (エイドリアン・ジョーンズ)氏は、「この度、前田まりこさんが日本の代表取締役社長に就任したことを発表できることを、大変嬉しく思います。彼女はダウ・ジョーンズ・ジャパン、トムソン・ロイター、オートメーション・エニウェア、GreyOrangeでシニア・ポジションを務めており、日本のインテリジェント・オートメーション市場に対する情熱と深い理解、そして国内外の金融機関や大手事業法人だけでなく、政府官公庁や大手コンサルティング企業の経営層と深いネットワークを持っており、ABBYYが日本市場拡大を加速するのにふさわしい人物です。テクノロジーに対する彼女のエネルギーと熱意をもって、日本チームが目標を達成できるように支援することで、新しい顧客を獲得し、既存顧客の満足度を高め、弊社が重要視している日本市場における当社の存在感を高めることを期待しています」 と述べた。

IDCは、インテリジェント プロセス オートメーション(IPA)のアジア太平洋・日本市場が2025年までに55億ドルに拡大し、世界の市場規模は425億ドルに達すると予測している。IPAは、デジタルプロセスの管理と自動化に用いられる技術の組み合わせであり、ロボティック プロセス オートメーション(RPA)、インテリジェント ドキュメント プロセッシング(IDP)、プロセスマイニング、AI、機械学習等のインテリジェント オートメーション プラットフォームを含む。ABBYYは、IDPとプロセスマイニングのソリューションで業界アナリストからリーダーとして認められている。

ABBYYジャパン代表取締役社長に就任した前田まりこ氏は、「20年以上にわたり、DX、SaaS、クラウド、自動化ソリューションの売上拡大と市場開拓の経験を積んで参りました。強固なチームとカルチャーを作り、お客様が弊社の素晴らしい技術で成果を上げることに情熱を持っています。 ABBYYジャパンにおいて日本のデジタル化を推進し、様々な業界における生産性向上に大きく貢献できるよう、事業を推進して参ります」と述べた。

同氏は、ABBYY入社以前は米国に拠点を置く自動化ロボットのリーディング・カンパニーであるGreyOrangeで日本及び韓国チームを統括してきたほか、営業、ソリューション・コンサルティング、オペレーション、カスタマー・エクスペリエンスに焦点を当てたセールス戦略と収益拡大をリードする等、豊富な経験を誇る。早稲田大学大学院修士課程修了。