トランコム(株)は4月13日、車両動態管理プラットフォームを提供する(株)traevoへ出資したと発表した。

今回の出資先であるtraevoが提供する動態管理プラットフォーム「traevo」は、トラック車両の位置情報(GPS)から業界規格の統一を図り、車両動態(車両の位置、状態)情報を車載機器メーカー問わず一元的に管理集約可視化し、荷主・運送事業者・着荷主など情報を共有する仕組み。同プラットフォームの普及により、物流業界に留まらず小売や流通業界等の着荷主、市場全体でサプライチェーンの最適化が期待されるほか、将来的にはフィジカルインターネットへの実現にも寄与するものと、トランコムは今回の出資に期待感を示している。

物流業界はデジタル化の遅れに伴う業務生産性の低さが問題となる中、様々な開発メーカーやサービスベンダーの持つ情報を、企業やシステム規格の垣根を超えてオープンに収集し、ユーザーが自由にアクセスできる環境を提供する 「traevo」を通じて、荷主企業と物流事業者間の煩雑な情報連絡の工数削減、また物流現場の業務負荷の大幅軽減等に貢献していくと考えられるほか、災害時の状況把握や支援物資輸送への活用、共同輸送における荷主ごとのCO₂排出量の可視化等さらなる付加価 値創造の観点から、今回traevo への出資を決定したとしている。

●出資企業概要
会社名:(株)traevo
所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号
設立:2022年1月7日
代表者:代表取締役社長 鈴木久夫
事業内容:動態管理プラットフォームサービスの開発運営
会社HP:https://traevo.jp/