(一社)日本物流団体連合会は3月8日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)で第3回「物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会」を開催し、会員企業・団体から21名(実参加13名、オンライン参加8名)が参加した。

今回は参加企業・団体による自社での低炭素・脱炭素化に向けた取り組みに関するプレゼンテーションを中心に行い、郵船ロジスティクス(株)、日本貨物鉄道(株)、(一財)環境優良車普及機構の3社から説明がなされた。

具体的な取り組みとして、SAF利用促進プログラムへの参画や、カーボンニュートラル達成に向けた社内プロジェクトの設置、次世代車両の導入支援等の事例が紹介された一方、各社で抱えている課題についても言及され、委託先含めたデータ収集に難しさがあること、自社単独では達成できることが少ないこと、商用車への補助の充実が課題等と説明された。発表後の質疑応答では対面、webの双方から質問が寄せられ、共通の課題に関して幅広く情報交換がなされた。

最後に、事務局より次年度の活動計画(案)が提案された後、参加メンバーから協調領域と競争領域を区別して、低炭素・脱炭素化に向けて協調できる領域をともに議論していくことが重要と意見が述べられ、閉会した。次回開催は 6 月頃を予定している。